少額からでもできる投資にはどんなものがあるのか
若いうちに投資をはじめようと決意しても、用意できる資金は限られています。多くの方は月に5,000円や1万円といった少額の資金でしょう。私もそうです。残念ながら少額の資金を積み立てることができる方法は限られています。
少額の資金を積み立てていくには次のような方法があります。
銀行預金
言うまでもない銀行預金。
超ローリスク・超ローリターンな方法です。
銀行預金は一定額までの元本が保証されているということと、流動性が高いことが大きなメリットとしてあげられます。現在の日本の金利を考えると、銀行預金をもって投資しているとはいえません。タンス預金よりはマシですけどね。
なお、記事では扱っていませんが、定期預金や積立預金の金利は、高くてもこの10倍~20倍程度だと考えてください。
メリット
- いつでも引き出すことができる。
- 銀行が倒産しない限り、元本が減ることがない。
- もし倒産しても1000万円までは預金保険制度によって返還される。
デメリット
- 現在、多くの銀行の普通預金の金利は年率0.001%。
- つまり、10万円を1年間預けたときにもらえる利息は1円。
外貨預金
外貨預金とは、日本円を米ドルやユーロ、豪ドルなど別の通貨に両替して預金することをいいます。資産が多い方にとっては、全額を日本円で保有するのは危険だ、という考え方もあります。リスク分散の1つとして外貨預金をしている人もいるということです。ただし外貨預金は全くおすすめしません。
メリット
- 円預金に比べると金利が高い。
- 為替の変動によって、利益が出ることがある。
デメリット
- 円から外貨に両替する際に手数料がかかる。
- 為替の変動によって、損失が出ることがある。
- 外貨預金は、預金保険制度の対象外。銀行が倒産すれば終わり。
絶対におすすめしませんが、私はやっています。
ダチョウ倶楽部のようなノリではなく本当におすすめしません。
個人向け国債
国債とは、国にお金を貸すことをいいます。ここでは日本国債のことを指しています。
変動10年、固定5年、固定3年の3種類があり、変動10年のみ半年に一度利率の見直しがあります。固定5年、固定3年は満期まで利率が変わりません。
国債は毎月募集が行われています。
ローリスク・ローリターンな投資方法です。
メリット
- 金利に最低保証があります。現在は0.05%で、銀行金利の50倍。
- 1万円単位で、毎月募集が行われているので、積立に向いている。
デメリット
- 金利が低い。現在の年率0.05%では1万円投資して利息は年5円。
- 購入してから最低1年間は解約できない。(大規模災害時などを除く)
投資信託
投資信託とは、資金を投資家から広く募集し、集めたお金でプロが運用を行うことです。利益や損失は投資家に還元されます。
投資信託では、1つのファンドがテーマに沿って、複数の株式や債券などに投資します。つまり、少額の投資でも、実質的に分散投資が可能です。
毎日、基準価額が発表され、この価格に沿って購入や売却を行います。注文を出した時点では、前日の基準価額しか分からないため、正確な基準価額を把握することはできません。
ミドルリスク・ミドルリターンな投資手法です。
メリット
- 少額からの自動積立が可能。証券会社やファンドによっては500円から。
- 個別の銘柄に関する良し悪しがわからなくても、プロが運用してくれる。
- 1つのファンドが複数の金融資産を保有するため、事実上の分散投資が可能
デメリット
- 買い付けや売却には手数料がかかる場合がある。(無料のものも多数あり)
- 保有している間は毎日信託報酬という手数料が発生している。
- 基準価額は1日に1度しか更新されない。リアルタイムで売買できない。
終わりに
少額の資金ではじめることのできる投資手法はかなり限られています。しかし、誰もが初めから大金を持っているわけではありません。コツコツと貯金・投資をしていきましょう。 とにかく長期間継続することが大切です。
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