S&P500に連動するSPYは最も歴史のあるETF
これまでにS&P500と連動するETFは、VOO、IVVの2つを紹介してきました。最後に紹介するのはSPYです。SPYは米国ETFの中で最も歴史のあるETFです。純資産総額や出来高なども他のETFと比べてずば抜けています。SPYは日本にも上場していて、円建てで購入することも可能です。
SPYの概要
項目 | 概要 |
---|---|
名称 | SPDR S&P500ETF |
ベンチマーク | S&P500 |
投資対象 | 米国株式市場の主要業種を代表するおよそ500銘柄 |
年平均リターン | 9.25% |
分配利回り | 1.94% |
経費率 | 0.09% |
純資産総額 | 約26兆5145億円(2017年3月末現在) |
設定日 | 1993年1月22日 |
ベンチマーク
S&P500です。米国を代表するベンチマークだといえます。日本ではダウ平均株価の方が一般的に取り上げられていますが、ダウ平均株価は30種しか対象にしていないのに対し、S&P500は500銘柄です。S&P500の方が分散性に優れています。
リターン
年平均で9.25%のリターンを達成しています。
1993年に運用を開始してから、24年ほど経過しています。米国経済の順調な成長を表したグラフとなっています。
分配利回り
直近の1年間は、1.94%となっています。VOOやIVVとほぼ同じ利回りです。
分配額は順調に増加しています。
年 | 配当 |
---|---|
2016 | 4.539ドル |
2015 | 4.205ドル |
2014 | 3.835ドル |
2013 | 3.351ドル |
経費率
経費率は0.09%と低く抑えられています。
S&P500をベンチマークとするETFの中では経費率が最も高いです。しかし0.1%を下回っているので優秀な数値だといえます。記事執筆時点で、日本の投資信託で信託報酬が0.1%を下回るのものは存在しません。
終わりに
S&P500への投資は投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットも推奨する投資対象です。これから投資を始めようという方は、まずS&P500へ投資してみるのがいいでしょう。
SPYはS&P500に連動するETFの中では最も経費率が高く設定されていますが、0,1%を下回っており許容範囲内です。純資産総額や出来高は非常に多く、安心して保有し続けることのできるETFだといえます。
また、SPYは日本の東証にも上場しています(コード:1557)。米国ETFに興味はあるけど、ドル建ての保有のせいでためらっている方は、1557であれば円建てで購入できますので、検討してみてはいかがでしょうか。
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