北朝鮮がミサイル発射に失敗!次の発射や核実験はあるのか?
16日午前6時20分頃、北朝鮮は弾道ミサイルを1発発射しました。発射は失敗に終わったと見られています。投資家は今週のマーケットでどのような反応を示すのでしょうか。
北朝鮮問題、先週末の市場
先週より、トランプ大統領は北朝鮮に対する武力行使も辞さない姿勢を示し、緊張感が一気に高まっていました。15日は「太陽節」と呼ばれる北朝鮮の祝日で、北朝鮮がミサイル発射や核実験を行うかどうか、注目が集まっていました。
緊張が高まる中、投資家はリスクを回避する姿勢が強め、円高が加速、日経平均株価やダウ平均株価といった各種指数は軒並み下落しました。
ドル円
「有事の円」の言葉通り、急速に円高が進んでいます。ドル円は110円を割り込み、108円台まで円高が進んでいます。
日経平均株価
日経平均株価はそもそも下落基調にありましたが、円高や北朝鮮問題を受け、値は下がり続けています。
NYダウ30種平均株価
恐怖指数
投資家が先行きに不安を感じているときに上昇するとされる、恐怖指数も上昇傾向にあります。通常は10~20の間で推移するとされていますが、先週金曜日時点で16.0まで上昇しています。
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北朝鮮はミサイルを発射するも失敗、今後の展開は
予測通りミサイルを発射した北朝鮮、ミサイルは数秒で爆発
16日午前6時21分、北朝鮮はミサイルを発射しました。米国の空母派遣や、ペンス副大統領の訪韓などに合わせたタイミングでのミサイル発射で、米国を牽制する狙いもあったと見られています。ミサイルは発射後3~4秒で爆発し、失敗に終わったとされています。
続けてミサイルを発射するのか、核実験は行うのか
4月25日には、北朝鮮の朝鮮人民軍創設記念日を迎えます。16日のミサイル発射は失敗に終わったと見られていますが、続けて2発目、3発目と発射を繰り返す可能性があり、予断を許さない状況となっています。
また、既に準備が完了したとされている核実験についても注意が必要です。アメリカの一部報道では、北朝鮮が核実験を行うと確証を得た時点で先制攻撃を行えるように準備を整えているとされています。
米朝の軍事衝突が現実味を帯びる中、投資家はどのような姿勢を取るのか、月曜日からのマーケットに注目しています。