世界経済全体に投資するなら米国ETFのVT
世界経済全体を対象として投資可能なのが米国ETFのVTです。これを1つ保有しているだけで、世界の株式市場98%に対して投資することが可能です。投資対象の分散という意味では最強のETFといっていいでしょう。
VTの概要
項目 | 概要 |
---|---|
名称 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
投資対象 | 全世界の株式市場 47カ国 約7700銘柄 |
年平均リターン | 4.66% |
分配利回り | 2.29% |
経費率 | 0.11% |
純資産総額 | 約7476億円(2017年2月末現在) |
設定日 | 2008年6月24日 |
ベンチマーク
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、全世界47カ国の株式市場を対象としています。大型・中型・小型株などおよそ7,700の銘柄で構成されています。
投資対象
何と言ってもVTの最大の特徴は、その投資対象の広さです。
投資可能な世界中全ての株式市場へ投資していて、時価総額の98%以上をカバーしています。具体的には47カ国、およそ7,700の銘柄へ投資されています。(2016年12月末現在)
これはVTの国別構成比率をグラフで表したものです。米国が半分を占めています。残りの半分は世界各国で構成されています。
リターン
これまでに年平均4.66%のリターンを達成しています。
設定直後にリーマン・ショックが起こり、基準価額が暴落していますが、すぐに回復しており、その後はほぼ右肩上がりの成長を続けています。
分配利回り
直近の1年間は、2.29%となっています。
S&P500を対象とするVOOや、米国市場全体を対象とするVTIと比べるとやや高いですが、米国高配当株式を対象とするVYMを比べると低くなっています。
年 | 配当 |
---|---|
2016 | 1.456ドル |
2015 | 1.414ドル |
2014 | 1.464ドル |
2013 | 1.222ドル |
経費率
バンガードらしく、経費率が0.11%と低く抑えられているのも大きな特徴です。
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終わりに
VTは「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」で毎年のようにランクインしており、2016年も第3位となりました。経費率の低さと、分散投資の手軽さが非常に魅力的な銘柄となっています。
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