どの国に投資するのが良いか?
投資をするときは、必ずどこかの国に投資するという要素が含まれます。日本の株を買うなら、日本という国に投資しているといえますし、アメリカの株を買うならアメリカという国に投資しているともいえるということです。では、どの国に投資するのがいいのでしょうか?
GDPを比較する
GDP(国内総生産)とは、その国で生産された全てのモノ・サービスの値段を集計したものです。市場で取引されたもののことを指し、家事やボランティアなどは含まれません。
下のグラフをご覧ください。
このグラフから分かること
- 世界のGDPの3分の2は、たった10の国によって産み出されている。
- 中でもアメリカが25%、中国が15.5%と2つの国で3分の1。
- 日本は世界第3位。
- 中国、インド、ブラジルといった新興国がTOP10にランクインしている。
現在、世界には193の国があります。10カ国というのはたった5%です。世界の5%の国が世界の3分の2のモノを産み出している、と考えるとすごい数字だと思いませんか?中でもアメリカはおそろしいです。たった1つの国で世界の4分の1ですからね。
GDP推移を比較する
次に、さきほどのグラフの上位10カ国のGDP推移をご覧ください。 2017年以降は予測の数値です。
このグラフから分かること
- アメリカが安定して成長している。
- 中国が2006年頃からものすごい勢いで伸びている。
- 日本は1995年頃からほとんど変わってない。
- その他の国は伸びてきているが、ペースはアメリカ・中国に比べてかなり遅い。
アメリカは2008年頃に唯一減少していますが、これはリーマンショックの影響でしょう。 その後は順調に成長していますから特に問題は感じません。
中国は日本から世界2位の座を奪いましたが、それ以降も、予測を含め急成長となっています。中国は世界一の人口を誇る国ですから、ある意味当たり前のことかもしれません。
日本やそれ以外の国では、大きな増加もなければ大きな減少もないようにみえますが、実はそういうわけでもありません。ただ、アメリカと中国の成長が著しいせいで、陰に隠れてしまっています。
投資対象国を選ぼう
今回はGDPのみを取り上げましたが、私ならアメリカの安定した成長を自分も取り込みたいと考えます。中国は急成長を遂げているものの、今後もこの増加ペースが続くかどうかは疑問です。あくまで、大きく伸びているのはここ10年の話です。日本の成長ペースにはやや疑問符です。
積立投資はこつこつと。30年後の運用結果を楽しみにするものです。でも、どうせなら効率よく投資したいですね。
本記事のグラフは下記サイトより引用しました。
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